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2012年3月11日<カルト、マインドコントロール> | |
著者の場合。 ずっと以前は、クリスチャンだからマインドコントロールとは無縁だと考えていた。 エホバの証人やオウム真理教、統一教会・・・などはカルトであり、マインドコントロールや 洗脳があると考えていた。 しかし、キリスト教会にも浅い深い強弱の違いはあるが、 マインドコントロールが実在することを自分の身をもって体験した。 15年前に出た(実際は追い出された)単立のキリスト教会でのこと。 教会へ信者として礼拝に行き、 知人や友だちに福音を伝え、その人たちを牧師に会わせ、主に仕えている頃はどうもなかった。 しかし、著者が当時の牧師から牧師になるための訓練を受け始めた頃、よく聞かされていた話しの中に、 こういうのがあった。 牧師訓練を受けていた教役者たちの中で、その教会を離れた者たちは堕ちていった。 すなわち、「この教会には神の恵みが来ている」のに、この教会から離れると、不思議とキリストから離れたり、 実際、生活が堕落していった、という話しであった。 そういう中で自然と、「だから、この教会離れたら 堕ちる(地獄へ行く)」という思いが心底に植えられていったと思われる。 牧師の言われることは、すべて「主が言われていること」と同じだから、この牧師の言うことばの 一から十まで すべて受け入れなければ主キリストに嫌われる。 牧師の言われることばに反論や 疑問の思いが出てくるなら、悔い改めて、「こんな思いを取り除いてください」とよく祈ったことがある。 おかしな話しである。 信者はいいが、教役者は肉の家族を捨て、キリストにあって一つになる必要が あると言われていた。 本当に本当におかしな話である。 ただ、当時の牧師は、決して信者や教えている教役者を「マインドコントロールして支配してやろう」 などと思っていなかったことも事実である。 むしろ一生懸命で、熱心であるあまりに、強制的になり、 主に熱心に仕えようとする人たちが気づかない内にマインドコントロールにかかっていたということであろう。 著者は主の不思議な方法でそういうところから引き出された。 教会から追い出されなければ、 自分から、その教会を出ることは出来なかったと思う。 それだけマインドコントロールされていたの かもしれない。 自分が悪い、と自分を責め続けた。 人間不信になり、クリスチャン不信になった。 そこに悪霊も便乗して「そうだ、おまえが悪い。お終いだ。」と言ってくるかのように感じた。 そのような中で、必死に「主イエス・キリストと聖書だけは間違っていない。このような自分でも 滅びることは神のみこころではない!」と叫んでいた。 後に思ったことは、そのように言えたのは、 主が、そのような「ことば」をくださったから言えた(告白)のだということである。 そして主に感謝した。 完全に、「あの教会を離れたら堕ちる」という恐怖心がなくなったのは、出て1年半くらい経ってだったと思う。 その間、祈りに祈って、どこが間違っていたのか?、何がおかしかったのか?、正しかったことは?など、 主は一つ一つ、聖書のみことばや祈りの中で教えてくださった。 また、それらの出来事は、著者の肉が 切り取られ、自我が砕かれる機会となった。 そして、真底、主イエス・キリストは生きておられる、主に仕えたい、 主に従っていきたいと思ったものだ。 めんどり通信/2012年3月11日号へ |
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