めんどり聖書研究会


めんどり通信/2012年9月2日。主が復活された記念すべき日曜日です!ハレルヤ!
<サタン、悪霊の働きを見据えて用心せよ!>



★旧約聖書  詩篇 62:8
   民よ。どんなときにも、神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神は、わ
   れらの避け所である。


★新約聖書 ヨハネの手紙 第一 2:16、17
   すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から
   出たものではなく、この世から出たものだからです。世と世の欲は滅び去ります。しか
   し、神のみこころを行なう者は、いつまでもながらえます。
 
●昔からずっと(悪しき)霊の働きはあった。 人祖アダムのときから、その働きは始まってい
た。 そして、そのときからサタンは勝利してきた。 アダムとエバによって罪が人類に入ってき
たことにより、人は、サタンの最大の武器ともいえる「死」に支配されるようになった。 「この世
の君はサタン」と主が言われたように、人は、「この世」の支配者サタンに「死」をもって支配さ
れ続けたきた。 
 
しかし、父なる神は、我々人を愛するがゆえに、「人を救う」神のご計画を立ててくださった。 
約2千十年前、御父が御子を世の救い主として遣わされた。 そして、御子イエスは我々の身
代わりとなられて十字架で死んでくださった。 十字架でイエスが死なれたとき、サタンはして
やったりとほくそ笑んだことだろう。 しかし、主は 3日目に復活され、今も生きておられる。 
真の救いを求める者、主イエス・キリストを求める者を救い出すため、今もなお働かれている
(ヨハネ福5:17) このことは、サタンにとって忌々しき重大なことである。 サタンは、イエスが
神であることを知っている。 また、時が来れば、自分は手下の悪霊どもと一緒に、永遠の火
の池に行く、すなわち神に裁かれ永遠に滅びることも知っている。(マタイ8:29) だから、一人
でも多くの者を道連れにしようと、昔も今も躍起になっている。(Tペテロ5:8)
 
当時、東方の博士たちにより、ユダヤ人の王の存在がエルサレムの人々に明らかになった。 
そのことは、当時のヘロデ王を不安にさせた。 そして、彼は、幼子イエスを殺すために、ベツ
レヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。 ヘロデは自分の王位が危
うい、奪われると恐れ、邪魔する者は除く、などと思ったと思われるが、サタンは、サタンと結託
できるその「ヘロデ思い、ヘロデの性質」を巧妙に利用したとも言えよう。 何しろ、サタンに
とっては「人を救う救い主」を生かせておくわけにはいかないのだから。(Tペテロ5:8) 
 
イエスがキリスト(油注がれた者、救い主)として、公に立たれたのは、約30歳のときであった。 
サタンは、その30年前から、イエスを殺そうとすでに働いていたのである。 イエスが約30歳で
キリストとして立たれるまでの記録は、聖書にはほとんど記されていないが、父なる神の守りが
あったことは確かであろう。 
 
モーセの場合も、生まれた時、エジプトの王パロがイスラエル人に過酷な労働を課しても、ます
ますふえ広がったので、生まれた男の子はみなナイル川に投げこんで殺すという政策を取っ
た。 モーセの両親は、生まれたその子がかわいいのを見て、三か月の間、隠した。 そのこ
とが見つかれば殺されるかもしれないが、両親は信仰によって隠した。(ヘブル11:23) サタン
の脅威が迫っていたが、神はモーセを守られた。 それも一番、安全な方法、パロの娘の息子
として、モーセを守られた。 モーセが40歳になった頃、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、
はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取った。(ヘブル1
1:24、25) ミデヤンの地で約40年間、羊飼いとして過ごしたが、その期間は神の訓練のとき
だったと思われる。 80歳になって主の召命を受け、イスラエルの民を導いて、エジプトの奴隷
から解放した。
 
サタンが、イスラエル人たちをエジプトのパロ(この世)の支配から脱出させるという出エジプト
のことを知っていたかどうかはわからないが、何らか主の大きな働きを察知していた可能性は
ある。 だから、モーセが生まれたときに殺そうとしたのだろう。 
 
今までは、主が働かれたときとか、主が働かれようとする前、それも時間的にそんなに前では
ない時に、サタン、悪霊が妨害してきたり、攻撃してきたりすることは、知られていた。 しか
し、このように、主なる神が本格的にご計画を進めるために、御業を現されようとされるずいぶ
ん前から、サタン、もしくは悪霊が働いて、攻撃してきているということが、あり得るということで
ある。 皆が皆、そういうことを体験するのではないと思うが、こういうこともあるということであ
る。 もちろん我々多くの人は、イエスやモーセと比べることもできないくらい小さな者ではある
し、大きな働きを担っているわけでもないが、こういうことがある可能性は、皆無ではないという
ことも知っておくことも必要かもしれない。 
 
いずれにしても、今ほど霊の力が働いている時代はない。 聖書によると、今後ますます悪霊
の働きは強くなると思われる。 聖書には、はっきりとサタン(悪魔)の存在も目的も、その手下
の悪霊の働きも記されている。 二千年に入って特に、理屈では考えられない事件が目立つ
が、明らかに霊が関係していると思われるものが多いようである。 霊は人に影響を与える。 
今や、キリスト教の教えだから、または、あのすばらしいクリスチャンが、あの有名な牧師が
言っているから大丈夫だと、何でもかんでも鵜呑みにすると、いのち(永遠の)を失いかねない
という危険な時代に入ってしまった。
 
霊の問題は 道理やら理論やらで解決されるものでないから、やっかいなのである。 異常な
状態で表れたなら、皆にわかるが、何か他の理由付けができる程度のことが多いと思われる
ので、見破ることがむずかしいのが現状である。 「サタンも光の天使に擬装するのだから。」
(Uコリント11:14) だから、(悪)霊の問題は聖霊によってでしか解決されない。 霊の問題を
解決することは、現在において、また今後、人の様々な問題解決には不可欠となるであろう。 
 
我々には、解決策が与えられている。 それは、真の神、主イエス・キリストである。 真に主イ
エス・キリストに求めている人には、必ず解決され、解放が与えられる。 これからの時代、霊
を見分けていく、霊の働きを見破っていくことが重要になってくる。 旧約聖書でひづめが分か
れ、反芻(はんすう)する動物は清いから食べてよいと書かれている。 これは、この世と分離
し、御言葉を何回々も繰り返し々、読みなさい。 そして、主のみこころを悟りなさい、という
ことを語っている。 「世」と分かれていないと、悪霊を見破れない。 惑わされる。 御言葉を
読まないと、神の基準がわからない。 「世」と分離するということは、「世」ではなく、「神」、「キ
リスト」、「主」を基準とせよ、ということである。 
 
我々は、(霊的に)雑食にならず、キリスト教の教えなどをも吟味して食べていきたいものであ
る。 また、世の中のもの(本、テレビ、映画、教え、・・・・)は、聖書に照らしあわせて、主に
あって吟味しながら食べていきたいものである。 主の御前にへりくだって、主に求めていき、
ますます解放と救いと恵みを体験し続けていきたいものである。 絶えず、主につながっている
なら、たとえサタン、悪霊からの攻撃があったとしても守られる。 キリスト・イエスにある恵みに
よって強くしていただきたいものである。(Uテモテ2:1)

★新約聖書(口語訳) ペテロの手紙 第一 5:9
 この悪魔にむかい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい。あなたがたのよく知っているとおり、   
  全世界にいるあなたがたの兄弟たちも、同じような苦しみの数々に会っているのである。
 
★新約聖書 エペソ人への手紙 6:11、12
   悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさ
   い。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者
   たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。



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