めんどり通信/2007年7月15日。主が復活された記念すべき日曜日です! ハレルヤ!


★新約聖書   マタイによる福音書  6:20 ,21
       自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこ
      ともありません。  あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。

★新約聖書  第一テモテの手紙  6:10
       金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。・・・

●イエスはたとえによって多くのことを教えられたが、新約聖書のルカによる福音書12章にもこ
んなたとえが記されている。 ある金持ちの畑が豊作であった。 それまでの倉では収まりきれ
なくもっと大きい倉を建てなければならないほどの穀物や財産になった。 金持ちは心の中でこ
う言った。 「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べ
て、飲んで、楽しめ。(ルカ 12:19) 」

しかし神は彼に言われた。 「愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そう
したら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。(ルカ 12:20)」

ここで神が語っておられる一つの面は、お金に貪欲(どんよく)になってはいけないということで
ある。 他の面は、クリスチャンに言われていることで、賜物(たまもの)にひかれて、神から離
れてはいけないということである。

この世では、豊かな生活、安心した生活のためにお金や物質を豊かにすることが奨励されて
いる。 戦中戦後、物のなかった時代を経験してきた日本ではある意味、当然のことかもしれ
ない。 

しかし、物質やお金の面で昔より豊かになってはきたものの世が荒(すさ)んできて、人々は「お
金も大切だが、それ以上に心が大切。」と口では言うものの、やはり、最終的には実際、心より
お金に重きを置いている人が多いと思われる。 本音と建前の格差が著しいと感じられる。 そ
してそれが、世が荒んできた原因の一つになっているかもしれない。

また、たとえクリスチャンであっても「主に頼っている。」と言いながらキリスト抜きの生き方をし
ている人が多いように思われる。 その上クリスチャンの場合、賜物(たまもの)志向の者達の
多くが神の御心からはずれてしまっているという現実がある。 

★新約聖書   ルカによる福音書    12:15
       そして人々に言われた。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊
        かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」

●旧約聖書のヨブ記1:21に「「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろ
う。」
とある。 人は、その最期の時に、何も携えて行くことはできない。 ところが、この当たり
前のことを、私たちは、日々の生活に忙殺されて忘れてしまい、ついお金や物質的な事柄で心
をいっぱいにしてしまいがちになる。 そしてねたみやら憎しみ争いやら罪を犯しているというこ
とがある。 生活の心配ばかりしていたら、確かにそのつもりはなくても気づかないうちに、お金
や物質に対して貪欲になっている可能性がある。

ここで神が人に語っていることは、人は心配するポイントを間違えてはいけない!ということで
ある。  「神の国と神の義をまず求めなさい。 そうすれば必要なものは与えられる。(マタイ
 6:33)」
と神は仰せられる。 重要なことは、お金や物質ではなく、永遠の命である。

この地上では、人は一人ひとり様々な環境、状況の違いがあり、不公平と見受けられることも
多いかもしれない。 しかし、聖書が焦点をあわせているのは、この世ではない。 次の世、つ
まりこのからだの朽(く)ちた後、人が行くべきところ、天の御国(天国)か永遠の火の池(地獄
)かに焦点をあわせている。 だから、クリスチャンは生活のことばかり心配して、神の御心を
見失わないようにしなくてはならない。 生活のことばかり心配していたら、惑わしに入ると聖
書は警告している。 

心配するポイントを間違えて、永遠の命からはずれないようにしなくてはならない。 クリスチャ
ンはこの地上で、永遠の御国へと目指した旅人としての歩みをすべきであると聖書は言って
いる。 神に心を向けてこの地上を歩んでいくなら、聖霊が天の御国まで導いてくださる。 聖
霊に導かれ、キリストと共に歩む生き方こそ、実はその人にとっての真の生き方、水を得た魚
のように生きる生き方となるのである。 

「あなたがたのうちのだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことがで
きますか。こんな小さなことさえできないで、なぜほかのことまで心配するのですか。(ルカ
12:25,26)」
と主イエスは言われる。 心の照準をいのちの主である神、主イエス・キリストにしっ
かりと合わせなおして、主に祈り、従い続けて神の栄冠、永遠のいのちを得たいものである。

★新約聖書  第一ペテロの手紙    2:11
       愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、た
      ましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。