★新約聖書 マタイによる福音書 10:39
自分のいのちを自分のものとした者はそれを失い、わたし(主)のために自分のいのちを
失った者は、それを自分のものとします。
●インドのあるクリスチャンが、ヒマラヤの山中を友人と二人で歩いていた。 吹雪の中を進ん
だか、次の町はまだ遠い。 途中、彼らは雪の中に行き倒れになって凍死しかかっている人
を見た。 彼は友人にその人を担いでいこうと言った。 しかし友人は「自分達の命さえ危ない
のに、そんなことできるか」と言い、ひとり先に行ってしまった。 彼は迷ったが、神の御心を思
い、主に頼って彼を背負い、苦労しながら雪道を進んだ。 背中に人を負っているからか、体
中が温かくなり、力も出てきた。 途中、友人が凍死していた。
彼はその先を進み、背中に
かついだ人と共に人家にたどり着き、暖炉のそばで暖まった。 そして二人とも助かった。
このことは、体の命に関わる問題だけではなく、日々の生活の中で、様々な事柄において多
くあることではないだろうか。 まず、自分の思いや考えや計画を第一優先することは、世に
おいて当然のことと思われる。 しかし、聖書はマタイ10:39のように言っている。
今週も主の御心を追求して、主に頼って進んでいきたいものだ。
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