めんどり聖書研究会/めんどり通信


  めんどり通信 / 2007年11月25日。主が復活された記念すべき日曜日です! ハレルヤ!



★旧約聖書  申命記  13:4
    あなたがたの神、主に従って歩み、主を恐れなければならない。主の命令を守り、御声
    に聞き従い、主に仕え、主にすがらなければならない。

★旧約聖書  エレミヤ書   11:4
    ・・・『わたしの声に聞き従い、すべてわたしがあなたがたに命ずるように、それを行な
    え。そうすれば、あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。』

●クリスチャンとは、原語ではクリスティアーノス「キリストに従う者」という意味である。 この意
味からするとクリスチャンというより「キリスト者」という方があっているかもしれない。 しかし
一般的にはクリスチャンという名の方が通用しているようである。 そのイメージは「キリストに
従う者」というより他の見方によることが多い。 良い行ないをする人、物事の道理のよくわかっ
た人、がまん強い人、やさしい人、人間ができた人・・・などが多い。 また、教会へ通っている
から、聖書を読んでいるから、教会で奉仕をしているからクリスチャンと思っている人も多いか
もしれない。 

一般的に、クリスチャンと呼ばれている人々は、主イエス・キリストを自分の救い主と信じ、
受け入れた者を言う。  また、そのことを証しするため、洗礼(水のバプテスマ)を受け、一人
のクリスチャン誕生となる。 

聖書のあちらこちらに「神のことばに従いなさい」「神のことばを行いなさい」「キリストのうちにと
どまりなさい」「みことばに心を留めなさい」・・と要は「キリストに従う者」になることを命じておら
れることばが書かれている。 「キリストに従う者」、つまり主に従い、神のみこころに心を向け
て、キリストにあって神のみことばを行う者を神が「クリスチャン」と呼ばれ、認められることを
知っておきたいものだ。 

★新約聖書 ローマ人への手紙 8:14、15
   神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。 あなたがたは、人を再び恐怖に
   陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。 私
   たちは御霊によって、「アバ、父よ。」と呼びます。

★新約聖書 ヨハネによる福音書  1:12
    しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとさ
    れる特権をお与えになった。

●さて、クリスチャンの特権には何があるのだろうか。 神を賛美することはクリスチャンにとっ
て大きな恵みであり、特権でもある。 またクリスチャンとしてのすべての労苦は、もれなく祝福
に変わり、しかもその祝福はハンパじゃないというのも特権であろう。 しかし最大の特権は聖
書に記されている通り、神の子とされることである。 神の子であるゆえに、神のものを相続す
ることができる。 その中でも最大にして、クリスチャンが目標としなければならないのは、永遠
の命を受け継ぐ、頂くということである。 

クリスチャンになった途端、その後どのような生き方(自分の思うとおりの生き方、罪を犯して
も、神のみことばに逆らっても気にしない生き方など・・・)をしても、一旦クリスチャンになれば、
永遠のいのちを失うことはない、などと教えている教会やクリスチャンが多いと聞いたことがあ
る。 それはとんでもない大間違い、偽りである。 

「神の子」というとき、それは実子のことではない。 父なる神にとって実子は「ひとり子イエス」
だけである。 聖書中に「子」とでている元のギリシャ語は全部べつの単語だという。 英語で調
べてみると上記のみことばローマ人への手紙 8:14、15で、「神の子」は「son(息子」)となって
おり、「神の子どもとされる」の「神の子」は「the Spirit of adoption(養子縁組)」となっている。

「子たる身分を授ける霊」=「養子縁組の霊」ということで、養子である以上、好き勝手をしてい
たら、養子を解消されるという可能性もある。 神は、契約の神でもあられるのだ。 養子は、
その縁組を解消されれば、全くの他人となる。 もはや何の関係もなくなる。 当然、神のもの
を受け継ぐことはできない。

しかし、主に従っているクリスチャンにとっては養子だからと言って悲観するものではない。 
むしろ感謝すべきである。 神は、我々を養子とするために、ご自身のひとり子なるイエス様
を、十字架につけることを良しとされた。 私たちが、神の子と呼ばれる為に、御父はどんなす
ばらしい愛を与えて下さったことか。(第一ヨハネ3:1) また、キリストは神の御姿であられる
方なのに、ご自身を無にして仕える者の姿をとり、我々人と同じようになられ、我々を滅びへと
行かせまいと、我々の罪の為に、十字架で死んで下さった。(ピリピ2:6〜8)
クリスチャンとなることは、またクリスチャンとは、それほど神から愛されているのである。 

約2千年前、実際にイエス・キリストが、昇天されるのを肉眼で見た弟子たちの総数は、「五百
人」位だったと言われている。 イエス・キリストは昇天される直前に、「高い所からの力に覆わ
れるまでは、都にとどまっていなさい。」と、集まって来た弟子たちに命じられた。 その時の弟
子たちの総数が、約五百人ほどと言われている。( 1コリント 15:6) しかし最終的に、イエス・
キリストが命じられた通りに、最後まで残り続けたのは僅か百二十人程度であり、「数」が短期
間で著しく減少していた。 神から見たクリスチャンとしてとどまるのは難しいことなのであろう
か? 主のことばに従わなかった380人は「養子縁組」を解消され、永遠のいのちを受け継ぐこ
とができなかったかもしれない。  

最後まで、ひとりひとりの寿命が尽きるまで、主イエス・キリストを信じ、神に従った者が神から
認められるクリスチャンである。 そのような者が永遠のいのちを受け継ぐ「神の子」なのであ
る。 日々、主によりすがり聖霊の導きと助けを求めて、神のみことばに従っていき、神からク
リスチャンと認められたいものである。 


★新約聖書   ヨハネによる福音書  21:19
   ・・・・・ペテロに言われた。「わたしに従いなさい。」



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