めんどり聖書研究会

 
めんどり通信/2003年6月10日 歴史の始まりと終わり



★旧約聖書 創世記 2章10〜14節
   一つの川が、この園を潤すため、エデンから出ており、そこから分かれて、四つの源と
   なっていた。第一のものの名はピションで、それはハビラの全土を巡って流れ、そこに
   は金があった。その地の金は、良質で、また、そこには、ブドラフとしまめのうもある。
   第二の川の名はギホンで、クシュの全土を巡って流れる。第三の川の名はヒデケル
   で、それはアシュルの東を流れる。第四の川、それはユーフラテスである。

●この中のヒデケルはチグリス川のこと。メソポタミア、今のイラクはチグリス、ユーフラテス
の二つの川によって出来た肥沃な渓谷の土地。イラクのエリドウ(古)という町にはエデンの
園があったという伝説がある。ある本によると地球上の植物はノアの洪水によって地面に
埋没したが、その総量はそれ以後現在までの植物の総量以上のものだったということだ。

古代の植物の代表であるシダ類の中には石油と同じ成分の樹液を持っているものがあり、
最近もその木から石油を産出しようという計画があった。ノアの洪水の前にもっとも植物の
繁茂していた場所はエデンの園。それでチグリス、ユーフラテスの流域であるイラクとクエ
ートが最も石油を産出するのだとその本(名前を忘れてしまった)は書いていた。

イラクとクエートの原油は硫黄分が少ない最上の原油で、市場でも最も高値で取引され
る。イラク攻撃の結果、その原油をアメリカが管理することになった。ロシア、フランスは
昔からイラクと親密で石油の掘削権を持っていたから、イラク攻撃には反対した。

しかし、これからはアメリカの許可がなければ石油を取れなくなる。さあ、大変だ、と言う
わけで急遽、ロシアとフランス、そしてドイツが首脳会談をすることになった。何だか不気
味。それにしても歴史の始まりがイラクで、歴史の終わり?もイラクになるのだろうか。
人間はエデンに始まりエデンに終わるのだろうか。不思議と言えば不思議。神が始めら
れ、神が終わらせる。


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